風の谷のナウシカ一巻。ナウシカの出陣。

こんにちは、アハトです。

映画放映されたアニメ版では歴史的大ヒットとなった風の谷のナウシカ。その原作となった漫画版ではどのような話となっているのか。まずはそのスタートである一巻について、書いていこうと思います。

舞台は荒廃した世界?

ユーラシア大陸の西のはずれに発生した巨大文明は数百年のうちに全世界に広まり、1000年後には絶頂期に達した。生命体をも作り変えるまでに達した文明であったが、大地の富を奪い取り、大気を汚し続けた結果、急激な衰退を迎えることとなった。「火の七日間」と呼ばれる戦争の結果、文明のほとんどが失われ、世界そのものも取り返しがつかないレベルにまで汚染されてしまった。

そこからさらに1000年後の世界がナウシカたちが生きる世界である。地表の多くは「腐海」と呼ばれる人間がマスクなくしては5分も生きられない虫たちだけの世界で覆われており、人間は錆とセラミックの破片で覆われた土地で暮らす長い黄昏の時代となっている。「土鬼」と「トルメキア」の二大勢力による残された土地をめぐる醜い争いが行われているのだ。

子供の多くは死にながら生まれ、生きたまま生まれたとしても大人になるまでにほとんどが死んでしまう。この物語は、人類が衰退の一途をたどる中で世界にあらがって生きる人達の話である。

古代都市の跡地で見つかった巨神兵

500年間、古代都市の跡地でエンジン等の採掘をおこなってきた工房都市「ペジテ市」。そこである日発掘されたのが古代文明を滅ぼしたといわれている「巨神兵」。化石となったものは地上にいくらでもころがっているが、ペジテ市で見つかったものはまるで昨日作られたかのように新しかった。この1000年、地下で眠っていたのだ。

その情報を手にしたトルメキアがペジテ市を陥落する。巨神兵を手に入れるために属国であるペジテ市の人々を皆殺しにしようとするが、その際ペジテ市の姫たちが乗った船の逃亡を許してしまう。この時姫は巨神兵の動力のカギである石を持っていたが、腐海に船が着地した際、虫に襲われてしまい、ナウシカたちが応援に来たが命は助からず、ナウシカはその石を託されることになる。

ナウシカの出陣

腐海の浸食により、国土が狭まり続けている「土鬼」と「トルメキア」。のこされたわずかな土地をめぐって2国は戦争を続ける。

トルメキアの属国である辺境諸国(ナウシカのいる風の谷、ペジテ市等)は古の契約により、戦争の際は族長はガンシップと呼ばれる戦闘機に乗って参戦することが義務付けられている。ナウシカの父は体を悪くしてしまい、立ち上がることのできないからだとなってしまったので、ナウシカが族長となりガンシップに乗ることとなった。

ペジテの逆襲

ナウシカたち辺境諸国軍はトルメキア第3皇女クシャナ殿下率いる軍と合流し、進軍する。しかし、その途中で上空より攻撃を受ける。その相手はペジテ市の王子、ナウシカが探していた人だった。バカガラスと呼ばれる大型貨物船数戦を撃墜するなど奮闘したが、クシャナ殿下の乗っていた戦闘機に撃墜される。その際ナウシカたちも事故により腐海に堕ちていった。そこでナウシカは腐海の異変を察知。王子「アスベル」のもとに駆け付け命を救う。そしてアスベル助けるうちに腐海の下層に来てしまっていたが、そこはなんと穢れのない浄化された世界が広がっていた、、、

まとめ

映画版とは少し変わってSFチックになっていますよね。しかしこれはまだ始まりにすぎません。

これを機に原作版風の谷のナウシカを読んでみてはいかがですか?

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